前回「2倍の量で作った」という言い方が分からず、ハイチの先生に教えてもらった事を記事に書きました。
が、その後別の先生に違う表現を提案されたり、類義語(同意語)も合わせて習ったりするうちに、どんどん混乱してきたので、改めてまとめてみることに。
あと、そもそもはシュークリームを作った話だったんですが、シンプルになるようにシュークリームをクッキーに変更し、「昨日の2倍クッキーを焼いた」という例文にします。
① I baked twice the amount I did yesterday.
これがまず最初にハイチの先生が教えてくれた文なのですが、実はその時もうひとつ、
② I baked twice more than I did yesterday.
という文も合わせて習ったんですよね。
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JJは①と②のどっちでもOKだけれども、
僕やったらこう言うけどな。
と言って
③ I baked twice as much as (I did) yesterday.
という文を教えてくれました(2つ目の as の後ろに “I did” があってもなくても、特に違いはないそうです)。
この twice as much as~ っていう構文は確かに高校の英語の授業で習ったような気がしますね。
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ちなみにハイチの先生に、doubleも使えるって言われたんやけど……。
うん、double・twice・two timesはどれも意味的には同じやから。
でも①の文は
④ I baked double the amount I did yesterday.
と言い換えれるけど、②の文を double more than とは言われへんし、③を double as much とも言わへんねん。
更に two times を使った例文も作ってくれました。
⑤ I baked two times the amount I did yesterday.
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ひぇ~、何通りの言い方ができるのォ!?ますます混乱するがな
どれか1つ、最も一般的な言い方をまず覚えたいものですね……。いっぺんに全部まとめて理解できるほど、40代の脳には許容量がありませんの。
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JJは twice as much as~ を使うとの事でしたが、ガンちゃんにも意見を聞いてみる事にします。
「昨日の2倍の量クッキーを焼きました」って言いたいねん。
他の先生に、こんな感じで例文作ってもらったんやけど、ガンちゃんやったらどう言う?
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③は as much as を使ってるけど、much じゃなくて many の方がいいな。クッキーは数えれるから。many は可算名詞に、muchは不可算名詞に使うやろ。
⑥ I baked twice as many cookies as I did yesterday.
って言うべきやと思う。
と、いきなりJJの作ってくれた例文にダメ出し。
あと、
② I baked twice more than I did yesterday.
も間違ってるで。
え!? なんで!? これ、ハイチの先生に教わったヤツやねんけど。
しかもJJも間違ってるなんて言ってなかったけど……。
twice more than~って言うと、2倍作ったんじゃなくて、え~っと……3倍か? もっと作ったっていうことになるで。
!?
アカン、ついていかれへん……
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じゃあ、②はどう修正すれば、正しい文になるの?
I’ve baked more than yesterday.
にすればいいんちゃう。
でもそれやと肝心の「2倍」っていうのが説明できてなくて、単に「昨日より多く焼いた」としか言ってないんですけど。
そう。だから具体的に2倍焼いたって言いたかったら、twice as many as~って言うほうがいいってことやな。
何だか頭が整理されるよりむしろ一層こんがらがった気がします。
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クル先生、助けてぇ~
はいはい。
「昨日の2倍の量クッキーを焼きました」って言いたいねんけど……
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twice more than……ふむ?
やっぱり、クル先生もひっかかるらしい。
その twice more than~ っていう言い方が、正しいっていう先生と間違ってるっていう先生がおるねん。
うん、それはやな twice more って聞くと分量が2倍っていうよりもむしろ「2回多く」って言ってるように聞こえるからやねん。
要は、twice more, two times more は回数の事を指してるような響きがある。
⑤の文も two times を使ってるけど、わざわざ the amount=「量」って言ってるやろ。だから回数って勘違いされる心配はないねん
おぉ。めちゃくちゃ分かりやすいやん。さすがクル先生。
ガンちゃんが twice more than~ が3倍量になるって言ってたのは、つまり昨日1回焼いて、今日は1回+2回=3回焼いたっていう風に聞こえるって意味やったのね。
とは言え、twice more than~って言ったとしても、文脈から「2倍量焼いた」って事が明白なら、特に問題なく理解してもらえると思うけどな。
まっ、twice as much as ~か twice as many as~を使っとけば、一番無難なんちゃう?
あっ、クッキーは数えれるから、much じゃなくて many を使うべきっていう意見もあったんやけど、それについてはどう思う?
まぁ、理屈としてはそうやけどな。でもクッキー全部をまとめて1つの塊として扱うっていう見方もできるわな。
だから much を使ってもいいよ。もちろん twice as much cookies とは文法的に間違いやから言われへんやけど、twice as much は別にいいよ。
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……と、JJの考えてくれた1文は、ガンちゃんには却下されたけどクル先生的にはOKのようです。
今の説明で何となく、twice とか two times が「2回」っていう風に聞こえるっていうのは理解できてんけど。
ついでに教えて。twice の代わりに double が使えるケースもあるやんね?
まっ、どっちも「×2」って事やからな。そんで、twice を double に常に置き換えられるワケじゃないのは、品詞が違う場合があるから。
ほほう?
twice は副詞やん。でっ、doubleは副詞の時もあるけど、形容詞や動詞として使われる事もあるからな。
つまり double が副詞以外の品詞で使われてる場合は、twice には置き換えられないって事ね。そこは文法的規則だから納得できます。
あとは、どう言うのが一番自然な英語に聞こえるかやろな。two times the amount とかは、あんま聞いたことないし。
僕はとりあえず、twice as much(many) as~ を覚えといたらいいと思うよ。
じゃあ、そうしよう!
思った以上にややこしかった今回の件。学生時代から比較の構文って苦手でしたが、こんなに難易度高かったんですね……。
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今回習った事をクル先生と一緒に整理してみました。
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