以前、「甘い物に目がない」って英語で何て言う?っていう記事の中で「甘党である」という意味のイディオム: have a sweet tooth をご紹介しました。
うちの旦那は超・甘党なので「めっちゃくちゃ甘い物が好き」と更に強調して言いたい場合、上記イディオムを使って have a strong sweet tooth と言えるかどうか、オンライン英会話でネイティブ・非ネイティブの先生方10人くらいに質問してみたんですが、先生によって見事に意見がバラバラ。
約半数の方が a strong sweet tooth は OK と言うのに対し、
have a sweet tooth で充分「甘い物大好き」って事やから、それを強調する必要があるとは思わへんけど……
と言う先生もいらっしゃいました。
♪
一番最後にこの質問をしたのは、アメリカの大学を卒業されてるザンビア人の先生:マリちゃんです。
He definitely has a strong sweet tooth compared to other people.
という文を見せて、
この文、どう思う? a strong sweet tooth って自然な英語やと思う?
と尋ねてみたところ、
文法的にはおかしくないし、意味も伝わると思うけど……。でも、私はa strong sweet tooth とは言わへんかなあ。私やったら、
He definitely has much more of a sweet tooth than most people.
って言うかなぁ。
と教えてくれました。
おぉ……
なっ何か急に、上級者の英語って感じになってきましたね。
そういや以前ガンちゃんが教えてくれた否定文「私はあまり甘いものが好きではありません」にも I don’t have much of a sweet tooth. って “much of” が使われてたような……。
何となく腑に落ちかけた時、マリちゃんが
Yeah, I think I would say something along those lines…
と付け加えました。
んん!? something along those lines……「それらの線に沿った何か」?
急に出てきた聞き慣れない表現に、sweet tooth の事はすっかり忘れてテンパるワタクシなのでした。
♪
something along those lines は、後から調べてみたら何てことはない「同じようなこと」「何かそんな感じ」という意味、つまりは something like that みたいなヤツでした。要はハッキリ言わずにちょっと濁すというか、100%そうだと言い切るのを避けるためのクッションみたいなアレね。
今後は something like that の代わりに something along those lines も使ってみよう。何でも色々バリエーションが増えるのはいい事です。
🍀🍀🍀🍀🍀🍀