前回、英語で「席を譲る」という時はgive a seatで良いのか、それとも前置詞upを入れてgive up a seatとするべきなのか、ジャマイカ人のJJと話したことを書きました。
他の先生の見解も聞いてみたくなったので、イギリス育ちのガンビア人:ガンちゃんに同じ質問をしてみます。
それが自分にとって難しい決断やったとしたら、upを使うかな。「渋々譲った」って感じ。
I would use “up” if it was a difficult decision for me to make to do it, like ”I reluctantly gave it up. ”
うっ、うむ…!?
例を挙げると…
大学の時な、膝の筋が切れて足がめっちゃ腫れてもうて、松葉杖で大学に通わなアカンようになってん。
When I was in college, I tore a muscle in my knee so my leg was quite swollen. So I had to go to college on crutches.
いかにもスポーツマンのガンちゃんらしいエピソードですね。
朝ロンドンの地下鉄はめっちゃ混んでるから、僕が松葉杖を使ってても、誰も席を譲ろうとせんかってん。
Because the London underground in the morning is so crowded, no one was willing to give “up” their seat for me even though I was using crutches.
ロンドン地下鉄のことをthe London undergroundって呼ぶのね(意味が分からなかったんで、こっそりググりました)。
激混みの列車の中で立ってるのって、大変やん。席を譲るの、みんな絶対嫌やと思うねんな。そういう状況ではgive upを使うのがいいと思う。
てか、松葉杖ついてるのに誰も席を譲らないのかぁ…都会っていうのは、どこも似たようなもんなんですね。
つまり、ガンちゃんの感覚ではgive up a seatと言うと「本当は譲りたくないが、仕方なく譲る」。嫌々ながら譲るニュアンスが出るってことです。
ってことはですよ、私が海外旅行中に見た光景、年配の方や子連れの方に笑顔で席を譲っていた人たち。あれを英語で説明するとしたら、upを入れずに単にthey gave their seatsと言っても良さそうです。
そして、先生によってまた解釈が異なるのも非常に興味深いです。いや~面白い。
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【3コマ漫画劇場】
今日習った内容を漫画に描いたよ。