前回の記事では、オンライン英会話で英国紳士の先生から伺った、ビスケットを紅茶に浸して食べるというイギリスの習慣について書きました。
ちなみに先生は、ビスケットとクッキーの違いがよくわからないそうです。
基本的には全部「ビスケット」。
あ…でもひとつだけ例外があるナ。めっちゃオーソドックスな、アメリカンスタイルのチョコチップクッキー。あれだけは「クッキー」やけど、それ以外は全部「ビスケット」。
とりあえずチョコチップ入りはクッキーと呼ぶっぽい?
日本ではね、明確に区別があるよ。バター多めで崩れやすい感じのが「クッキー」。値段もクッキーのほうが高めやと思うよ。
私の説明がイマイチ腑に落ちてなさげな先生、
They’re very interchangeable terms.
(クッキーとビスケットは)ほとんど同じ意味の単語やで
って念押ししてきます。
でも、ワタクシがどうにも解せんって顔をしていたのでしょう。一応先生もその場で調べ始めます。
すると、
キミが言うのが合ってるわ。クッキーの材料のほうが、ビスケットと比べてデカダン寄りなんやな。
You’re absolutely right, the ingredients of cookies are more on the decadent side as compared to biscuits.
decadent ………「デカダン」?
デカダンって、世界史か文学の授業で習う、芸術家の派閥とか何かそんなんですか?辞書を引くと「デカダン派の」とか「退廃的な」とかって出てきますけど。
どう考えてもこの文脈での decadent は違うっぽいですよね。
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JJに聞いてみたら、この decadent は、
It usually has to do with luxury… it’s like luxurious, kind of extravagant things.
たいてい贅沢品に関係があるねん…贅沢で、何かめっちゃ値段の高いものって感じ。
そして、一般的に食べ物を形容する時に使われる単語なんだそうです。
“guilty pleasure”っていう表現知ってる?罪悪感を感じながらも、止められへん楽しみみたいな感じ。そういうニュアンスも入ってんねん。
僕にとってはチョコレートがguilty pleasureかなぁ。チョコレート大好き…
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ワタクシの何となく掴んだイメージは、百貨店のデパ地下の食品コーナー。あそこに売られてるケーキやら何やらは、 “decadent”なスイーツ って事なんちゃう?
ああいうトコのお菓子の詰め合わせに、ビスケットは普通入ってないけどクッキーは入ってる事ありますよね。
🍀🍀🍀🍀🍀🍀
【4コマ漫画劇場】
今日習った” decadent”を使って漫画を描いたよ。