管理人:下村は、大昔に仕事ですこ~しだけ名古屋に住んでいたことがあります。
ある時、同僚のマダムから「鬼まんじゅう」なるお菓子をいただき、その美味しさにいたく感動しましてね。実は、関西人の下村にとって、名古屋の食べ物って正直口に合わないものばっかだったんですけど、この鬼まんじゅうは別格でした。
でっ、20年以上経ったある日、ワタクシ偶然ネットで鬼まんじゅうのレシピを見つけまして、わっくわくで作ってみたんです。
日頃ほとんど出番のない蒸し器を引っ張り出してきて使ってみたんですが、使い慣れてないもんで蒸し上がって蓋を開けた瞬間盛大に蒸気で指を火傷しました。
更に、自家製鬼まんじゅうはレシピがイマイチだったのか、思い出の味とは全然違う、蒸しパンもどきのようなものが出来上がり……結局痛い思いをしただけの残念な経験として終わってしまったのでした。
🍀
それをオンライン英会話でモンテネグロのトム・クルーズ先生に話していた時のことです。ワタクシ、
熱い湯気で指先火傷してん
を “I burnt the tip of my finger because of the steam” みたいに言ってみたんですね。そしたら先生が
そういう場合の火傷は、scaldやで。
と教えてくれたんです。私が聞き取れずにいたら、先生が綴りをタイプしてくれたんですが、一瞬「叱る」の意味の scold と見間違えました。
burn でもいいんやけど、特に熱湯とか蒸気みたいなので出来た火傷は、scald って言うねん。
burn と同様に、名詞「火傷」としても使えるし、「火傷する」という動詞としても使えるそうです。
ほえ~。まっ確かに、burn は「燃える」だものね。
沸騰したお湯や湯気(液体や気体)での火傷は、燃焼するわけじゃないし厳密に言うと別物ってことで、英語では別の単語が存在するのね。納得。
例えば、テレビ番組で芸人さんが熱湯風呂に入るような状況で火傷したんなら、scald がぴったりくるってことですね。
ついでに言うと、scald を知らなくても、burn って言えば普通に通じるっぽい。
burn は scald を含む「火傷全般」を表すことができるけど、熱湯や蒸気での火傷をより具体的に説明したい時は、scald を使うのが良さそうです。
