2週間前の記事で、このブログの管理人:下村が子供の頃よく聴いていたアメリカのロックスター:Tom Pettyについて書きましたが、それ以来なんだか懐かしさが止まらなくて、今更ながらSpotifyなるアプリをスマホに入れて、old schoolな曲たちを聴き漁っています。
Tom Pettyの他に、私が高校時代にハマっていたのが The Wallflowers。知る人ぞ知る、Bob Dylanの三男:Jacob Dylanが率いるロックバンドなんですけど、彼らのセカンドアルバムが、私の中では、名曲揃いの珠玉の一枚でありました。
でっ、そのアルバムのタイトルが、Bringing Down the Horse っていうんですがね。
高校時代から今に至るまで、かれこれ35年ずっと、
このタイトルってどういう意味なんやろ
って頭の片隅に引っかかっていたんです。調べてもよく分からんし。
🍀
そこで、オンライン英会話でセルビア人のモモに質問してみました。
“bringing down the horse”ってどういう意味やと思う?
うーん。字面だけ見たら、馬を(厩舎に)休ませに行くんかなって感じやけど、比喩的な意味があるのかもしれんし、よう分からんわ
……と、やや歯切れの悪い回答。
まっ、モモにとっても英語は第二外国語やし、ロックの歌詞とかタイトルって意味不明なの多いもんね。
だから、分からんと言われたところで
まっ、しゃーない。
と納得せざるを得ません。
🍀
でっ、今度はジャマイカ人のマキにも同じ質問をしてみました。
するとマキは、
“bring down the horse”っていうイディオムは無いし、タイトルそのものに明確な意味があるとは思わへん
と前置きしつつ、
でも、”bring down the horse”は無いけど、”bring down the house“っていう表現はあるで。そやから、言葉遊び的な感じなんちゃう?
と教えてくれたのです。
へーっ?
マキ曰く、”bring down“は「物を落とす・倒す」という意味なので、文字通りには”bring down the house”で「家を取り壊す」なんだけど、建物(=会場)が崩れそうになるくらい観客を沸かせるという比喩的な意味でも使えるのだそう。
コンサートとか、お笑いのライブとかで、お客さんがノリノリで踊ったり飛び跳ねたりするときあるやん。
芸人さんが「ハコが揺れるほどウケた」とかドヤ顔で言ってる時あるもんね。似たようなイメージなのかも。
ホントかウソか知らんけど、X JAPANが東京ドームでライブできないのは、観客を煽って一斉にジャンプさせるからって話もあるし──盛り上がりすぎると、ほんまに建物って壊れるかもしれんからね……。
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【5コマ漫画劇場】
今回習った”bring down the house”を使って漫画を描いたよ。
※漫画に出てくる登場人物たちの紹介ページはこちら

漫画内の英文をなるべく自然な日本語に訳してみたよ。
I brought down the house!
ウケすぎて教室ぶっ壊れるかと思ったもん。