本日のオンライン英会話のレッスンは、よくお世話になっているボツワナ国籍インドネシア在住のおっちゃん先生です。
管理人:下村、英会話のトピックとして政治経済の話は極力避けるようにしています。理由は、アホが露呈するから。
日本語でも喋れないお題で、どうやって外国語で会話せいと言うのか。
けどこのまま避け続けてたら政経に関する語彙も永久に増えないし、苦手なものを回避し続けることは単純にオトナとして向上心に欠けているんで、たま~に、おっちゃん先生とは政治絡みのトピックも選んでみるようにしているのです。
おっちゃん先生は人格者なので、ワタクシがどんなにおバカさんでも見下してきたりはしないという安心感がありますのでね。
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今回はバイデン氏に代わり大統領候補者となったカマラ・ハリス氏についてのニュース記事を使います。
どうでもいいわあ~…
いやいや、そんな事言うてたらアカンと、心の中でもう一人の私(誰?)が忠告してきます。
そもそも、世の中の大半の物事に関心を持てないのが問題なのよね。大人なんやから、もっと興味の幅を広げていかんと。
そんな私に向かっておっちゃん先生は、嘘かホンマか知らんけど
僕もアメリカの大統領選について逐一チェックしてるわけじゃないから、そんな詳しくないで
と、無知なワタクシでも発言しやすい雰囲気を作ってくれつつ、
バイデンはもうアカンかったけど、今ハリス氏に代わってどう思う?
と尋ねられました。
バイデンと比べたらまだ若いし、しかも女の人やから、老人はお呼びでないと思ってる有権者や女性層は、ハリスさんを指示するかも……? 知らんけど
確かに。あとバイデンはイスラエルをサポートしてムスリムの支持を失ったけど、ハリスはイスラエルに対しては否定的な立場を取ってるから、イスラム教徒やアラブ系の票は集まるかも。
ほうほう。そこらへんは全くもってワタクシ知識がありませんので、勉強になります。
ちなみに、ハリスさんって黒人やんな?
見た感じ、肌の色は褐色っぽいけど。
そうやったっけ? アジアにルーツがあるって聞いたような……
そこで2人で調べてみると、
はぁ、なるほど。親父さんがジャマイカ人で、お袋さんがインド人なんや。
何とも、ひとりで多民族国家を体現したようなプロフィールですね。
そんだけ色んな方面から支持されうる要素を詰め込んだような人物なら、いけんちゃう?
Yeah, I think she stands a chance.
うん、僕は彼女にも可能性があると思う。
と、先生は勢いよくおっしゃいました。
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あのネ、おっちゃん先生の使われていた stand a chance という表現、これ Tom Petty & the Heartbreakers の曲に We Stand a Chance というのがありまして、ワタクシそれで覚えてたんだよね。
なぜ動詞 stand を使うんやとか、当時は高校生でしたので何の疑問も抱かずに丸暗記したんですけど、よく考えたら「可能性がある」って言いたければ have a chance でも良さそうに思いますよね。
そこで今回改めて両者の違いを調べてみましたら、have a chance は、シンプルに何かが起こる可能性について言及する時に使われる模様。
その一方で、stand a chance は、成功する可能性があるかどうかを強調する表現で、特に競争や挑戦など、困難を伴う状況で使用されるとの事。通常ポジティブな意味で使われることが多いけど、否定文で「ほとんど見込みなし」という意味合いで使われるケースもあるみたい。
結論、どちらの表現も可能性を示すけど、例えば「勝算がある」のような日本語に対する英訳としては stand a chance を使うほうが、より近いニュアンスが出るのかもしれませんね。
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【5コマ漫画劇場】
今回習った”stand a chance”を使って漫画を描いたよ(5コマ目のばあちゃんのセリフは、chatGPTが気の利いた一言を考えてくれたのをそのまま残しました)。
※漫画に出てくる登場人物の紹介ページはこちら。
漫画内の英文をなるべく自然な日本語に訳してみたよ。
Oh no! What have you done, Ponzu? The seeds don’t stand a chance now.
わあ。ぽんず何してるん!種がもうダメになっちゃうよ~。