今回のオンライン英会話の先生は、東アフリカに位置する内陸国・ルワンダ国籍の若い女の先生。
管理人:下村の個人的な印象ですが、アフリカの先生って多かれ少なかれ訛りのある英語を話す方が多い気がします。でもこの先生は留学でもしてたのかって思うくらい、ネイティブのような滑らかな英語を話されます。
美しくて優しい先生がすっかり気に入ったワタクシ、先生のあだ名はビヨンセにします。
ただ漫然とお喋りするだけじゃなくて、積極的に慣用句とか熟語とか教えてくれる先生が好きやねん。
とビヨンセ先生に話したところ、
ほな、私教えたげるよ~。私が高校の時の英語の先生が、授業で必ず1つ新しいフレーズを教えてくれる人で、次の時間に小テストするから頑張って暗記してん。
と嬉しそうに話してくれまして、
じゃあ早速いくでー。 “save for a rainy day” って知ってる?
あっ。何か聞き覚えある……
あのね、ワタクシまだギリギ20代だった頃、英検2級か準2級のどっちかを受けて不合格になった事あるんですわ。
その面接の時に、最後の質問にその save for a rainy day っていう表現が使われていて、
雨の日? どっどういう意味?
ってなってしまい、試験官にもう1回言ってくれって頼んだりどういう意味か繰り返し尋ねたりしちゃったんですよね。
それが理由かどうかは分かりませんが、結果が不合格で返ってきた時に配点の中に attitude(態度)っていう項目があったんですけど、それがめっちゃ低くて足を引っ張ったようで……
うわー。save for a rainy day を知らんかったせいで落ちた。
ていうか、save for a rainy day のせいで態度悪いとか言われて落ちた
って思ってしまって、それ以降 save for a rainy day という文字を見るたびに気分が凹むようになったのです。
当然、辞書でちゃんと意味を調べることもなく、現在に至る。
……って、そんなことはビヨンセ先生には関係ないし、この機会にイヤな思い出は払拭してしまいましょう。
聞いたことはあるけど、意味は忘れた
と正直にお伝え。
困った時に備えて、お金とかモノを蓄えておくっていう意味やで。
この場合の a rainy day(雨の日)っていうのは「悪天候の日」って意味じゃなくて、何かしらのトラブルや困った事が起こった状況を比喩的に表したものなんですね。
for a rainy day で「いざという時のために」や「万が一に備えて」。
基本的には金銭面での話をする時に使う事が多いかな。
save money for a rainy day で「不測の事態に備えて貯金する」。これで丸暗記しといてもいいかもね。
でも、貯金以外の話に使うこともできるで。例えば、私しょっちゅう頭痛くなるんやけど……
ホンマ? 私も~!
ホンマホンマ! でな、そのたびに頭痛薬飲んでたら、すぐに無くなってしまうねん
めっちゃ分かる!私も~!
同じ頭痛持ちとして、すっごく共感できます。
それも一緒なん!? 何なん? 何でそれも一緒なん
と大笑いする先生が可愛い。
そんならな、あるやん。ちょっと頭痛いなって時に「うわ、あと1錠しか残ってないやん」みたいになることあるやん?
でも今日の頭痛はギリ何とか我慢できる程度やから、頭痛薬はもっとヤバい日のために取っとこうって思ったら、
“Okay, I save it for a rainy day!”
って言えるねん。
なるほど~っ。具体例を挙げてもらえると、イメージしやすいね。
ついでに、必ずしも save という動詞と一緒に使われるわけではなくて、prepare for a rainy day(まさかの時に備えて準備する)とか set aside for a rainy day(いざという時のために取っておく)のような言い方も出来るみたい。
他にもまた教えたげるわ。
と言ってくれたので、次回もビヨンセ先生に教えてもらったフレーズをご紹介したいと思います。
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【4コマ漫画劇場】
今回習った表現を使って漫画を描いたよ。