JJは管理人:下村が個人的に雇っているジャマイカ人で、プライベートでオンライン英会話のレッスンをお願いして丸3年になります。
近年ジャマイカでは、お国が外国人に土地を売ってしまい、そこにホテルが建てられビーチも私有地扱いみたいになり、地元の人たちが立ち入れないようになってしまうという事態が発生しているそう。
そういや、日本でも似たような話で沖縄のほうの島を中国人が個人で購入し、それを自慢する動画がSNSに投稿されて問題視されてた事があったような……。
お金目当てに土地を他の国の人に売却してしまうっていうのは、よくよく考えてみると恐ろしい事です。土地っていうのは国土の一部なわけで、そこの持ち主が外国人って事になると、仮にその持ち主がアメリカ人だとして、
ここはワシの土地だ。ワシはアメリカ人なので、ここはアメリカの領土の一部なのだ
とか言い出したらどうなるんでしょ?
もちろんワタクシは法律とか何も分からない素人なので適当な事は言えませんけど、歴史的にも領土を巡る争いや論争はあっちこっちで起きているわけだから、土地っていうのは国と国が取り合うレベルのもんなんですよね。金銭でどうこう出来る話じゃなくなってくるかもしれません。
とは言え、日本でもジャマイカでも実際にそういう事が起こっているのなら、おそらく規制などは特にされていなくて合法なんでしょう。
余談はさておき、JJが言うには彼が幼い頃よく遊びに行ってたビーチももう売られてしまって、
フェンス立てて、地元の人間が入られへんようになってる
との事。
ジャマイカって言うと、観光客にとってはカリブ海に浮かぶ美しいビーチリゾートっていうイメージやろ?でも、それはもうジャマイカ人の物じゃないねん。外国人の所有物やから
何と言葉をかければいいのか分からず、黙ってるしかないアタクシ。JJは
Don’t even get me started on environmental stuff.
と続けます。
……ん?環境問題?
JJの言うことが理解できず、結局黙ってるしかないアタクシ。
とは言え、もし理解できたところで、何と言ってあげたら良かったんやろ。仮に会話が日本語だったとしても、彼の気持ちを少しでも楽にしてやれるような気の利いた言葉はとても思いつきそうにない……。
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改めて、Don’t even get me started というJJの使っていた表現を確認してみます。
Get me startedっていう部分は直訳すると「私に始めさせる」みたいな感じになりますが、ここのstarted は「話を始めさせる」というニュアンスらしい。
それが否定文になっているので、「私に話を始めさせないでくれ」、要するに「私は話したくない」ってことになります。ちなみに、話したくないのはそのトピックに興味が無いからではなく、むしろその反対で、本当は色々言いたいことはあるんだけれども話し出すと止まらなくなりそうだから止めとく、という気持ちを込めた表現なのだそうです。
つまり、JJはジャマイカ政府が土地をどんどん外国に売ってしまう事、ビーチが外国人専用のリゾートになっていく事について不満を語っていましたが、それに伴って当然海辺には外国人観光客用のホテルetcが建設されていくのでマングローブ林の伐採などにもつながるわけですが、そういう環境破壊の事まで言いたくない・もう愚痴を言うのも疲れる、っていうのがJJの言わんとする事なのでしょうね。
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【4コマ漫画劇場】
今回習った”Don’t even get me started”を使って漫画を描いたよ。