今回のオンライン英会話の先生は、おなじみモンテネグロのトム・クルーズ先生。先生にはいつも、このブログに掲載している漫画の英訳をチェックしてもらっています。
先月アップした記事に掲載した漫画の3コマ目が以下のようなコマだったんですが、今回はそれの英語バージョンも併せてご覧ください。
この英訳をトム・クルーズ先生に見てもらったところ、お義父さんの一言、
I’ll go take a leak.
しょんべん。
っていうのが先生には違和感があるそうで、
日本ではこんなん言うの普通なん?
と尋ねられました。
せいぜい「トイレに行ってくる」と言えば充分で、わざわざトイレに何しに行くかを宣言する必要なくない?
まっそれは確かに先生のおっしゃる通りかもですが、ワタクシの80歳近い実父は結構フツーに言います。田舎の年寄りだから?
でっ先生は続けて、
He doesn’t have any social cues or whatever.
お義父さん、 “social cues” も何もあったもんじゃないやん。
とおっしゃいました。
social cues の意味が分からないワタクシがぼんやりしていると、話はそのまま次に進んでしまいましたが……。
♪
改めて復習すると、social cue は辞書には「社会的手掛かり・社会的合図」って載っていたんですが、あまりにも抽象的すぎて何のこっちゃ分かりません。
更に「社会的合図」という日本語の定義を確認してみると「言葉以外の方法で伝えられる情報:具体的には、表情・ジェスチャー・声のトーン・アイコンタクトなど、間接的なコミュニケーション方法の事」を指すのだそうです。
でっ have social cues っていうと、そういう非言語的なサインを理解する能力に長けている → 空気が読める → コミュニケーション能力が高い、という意味合いになる模様。
今回のトム・クルーズ先生の一言、
He doesn’t have any social cues or whatever.
のように否定文になっている場合は「空気が読めない」という意味になりますね。つまり、人前で下品な言葉(=しょんべん)を吐くという行為に対して、先生は
お義父さん全く空気読めへんな。
って言ってたわけです。
少なくとも個人的には、「しょんべん」という発言がそこまでイタいとは思いませんが。でも考えてみると小の場合はおっさん方は堂々と
しょんべん。
って宣言して行くけど、大の時は何も言いませんね。もし大をしに行く際に
う〇こ。
って言ったらさすがに変な人ですよね。想像してみるに西洋ではお手水について言う事も同じくらい非常識なのかも?
意外なところで文化の違いを学んだ気分です。
最後に補足ですが、have social cues の他に、read social cues、pick up on social cues も「空気を読む」の意味で使えるみたいです。日本語が「読む」だから、read が一番覚えやすいかな?
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【4コマ漫画劇場】
今回習った”social cues”を使って漫画を描いたよ。