管理人:下村の友達ソラちゃんは、元々インド出身で、今は日本国籍を持つ日本人。もう15年くらい仲良しです。
18歳で来日して大学院卒業まで大阪に住んでいたため基本的に関西弁で話すから、それだけでもう面白いんで是非 YouTuber や TikToker にチャレンジしてみてほしいとワタクシ常々思ってるんですが、ソラちゃん本人はシャイだからやりたくないって。
先日電話で喋っていたら、唐突にソラちゃんが言い出したんです。
YouTube、誰かと一緒ならできるかも。一緒にやろうや
ワタクシ面食らっちゃって、
あかん。アタシゃ顔出しNG
って即答で断っちゃいました。
惜しかったな~。せっかくソラちゃん、ちょっとやる気になってくれたかもしれなかったのに。
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後日オンライン英会話で、仲良しのクル先生にその話をしたら、
一度始めてしまえば、何てこと無いんやけどな。
と先生。
僕も動画作ってSNSに上げたことあるけど。
そーなん!
見たい!って言いかけたけど、オンライン英会話スクールの規定により、講師と生徒は連絡先交換を禁止されてるので、SNSを教えてもらうのもダメなんですよね。
さっき、”He feels a bit shy, he doesn’t want to put himself out there”って言ってたやん?
ふぇ?
ワタクシそんな事言いました? “he feels a bit shy”は確かに言ったかもしれんけど、
put himself out there……?
何それ
そう感じるのは普通やし、誰でも最初は抵抗あると思うねん。
混乱している私を置き去りにしたまま、会話を続けるクル先生。
オンライン英会話のレッスンも、僕も初めは緊張したんやで。でも今は慣れてるから全然どってことないやん。
別の仕事でオンライン講義した時も、オンライン英会話で慣れてるからへっちゃらやったもん。
そっか~。先生も人間だもの、緊張することもあるよね。
それはそれとして、さっきの”put himself out there“が気になって、結局最後まで集中できずにレッスン終了。
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put、himself、out、there 全部知ってる単語なのに、意味が分からないっていうのが一番ツラい。
きっとまたワタクシの知らないイディオムなんでしょうね。
“put oneself out there“は直訳すると「自分を外に出す」となるけど、この場合の「外」には主に公共の場や人前というニュアンスがあるみたい。
でっ、イディオム全体で「自分を公の場に晒す・新しいことに挑戦する」。特に、批判されたり失敗したりするリスクを冒してでも、慣れない状況に飛び込んだり、新しいことに挑戦したりする、そんな意味合いになるようです。
He feels a bit shy, he doesn’t want to put himself out there.
彼はちょっとシャイで、人前に出るのが恥ずかしい。
みたいに訳すと良さそう。
ネット上で顔出しする以外にも、例えば勇気を出してデートに出かけたり、普段大人しい人がプレゼンに挑戦するなど、注目を浴びるような行動にチャレンジすること全般に使える表現のようです。
「勇気を出してやってみる」「自分の殻を破る」などの日本語訳も使えそう。
ただその日本語だと “get out of one’s comfort zone” とほとんど同じになっちゃう気もしますよね。
意味的には確かに似ているんだけど、”put oneself out there” は特に「勇気を出して他者と関わる」というところに焦点があるみたい。
つまり、他者の評価や批判に晒される可能性が含まれてくる。
一方で”get out of one’s comfort zone”は、慣れ親しんだ快適な場所(=心理的安全圏)から出て、新しい経験をすること全般を指すので、もう少し範囲が広い感じ。
だから”put oneself out there”は”get out of one’s comfort zone”の一種だけど、「他者との関わり」や「人前に出る勇気」がより強調された表現と言えそうです。
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【4コマ漫画劇場】
今回習った”put oneself out there”を使って漫画を描いたよ。
※漫画に出てくる登場人物たちの紹介ページはこちら

漫画内の英文をなるべく自然な日本語に訳してみたよ。
Yeah, up to now. But I think I’m ready to put myself out there and try to connect with as many followers as I can.
うん、今まではな。けど、ちょっと頑張ってみて、なるたけ多くのフォロワーと繋がってみようかなと。