ヨナスと英語で話してる時、結構頻繁に
ショーガナイ。
って、この1語だけ日本語で挟む事があって、
日本語の「しょうがない」にピッタリくる英語表現が無いのかしら?
って思ってたんですが、改めてちゃんと調べてみたら It can’t be helped.っていうのがあるんですよね。日本語の「しょうがない」に近い意味合いで使われる決まり文句。
コレは私もどっかで習った事あるな
でっ、更に調べていくと、似てるけど I can’t help it.ってのもあって、これも「しょうがない」と訳される模様。
どっちも同じように使えるのかな?
オンライン英会話で確認してみることにしました。
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何人かの先生に質問したけど、この件に関してはトム・クルーズ先生の説明が一番分かりやすかったです。
It can’t be helped と Someone can’t help it は、90%の確率で interchangeable ではないと思う。
※interchangeable っていうのは、同じ意味で使えるってコトです。
へ~っ。似たような単語で構成されてるのに、ニュアンスは違うの?
うん。あっ、エルヴィス・プレスリーの Can’t Help Falling in Love って曲知らん?
う……ゴメン、知らん
まっいいや。でも、このタイトルの意味分かるやろ?
ええと、主語の I が省略されていて正しい文は I can’t help falling in love ですよね。恋に落ちずにはいられない、的なコトですか。
そうそう。自分の感情を自分で制御できひん状態やんな。こういう場合は、人を主語にして 人 + can’t help ~ になる。
人 + can’t help it. って言う場合、it はその抑えられへん感情の事を指してるねん。
つまり、制御不能だから「しょうがない」っていうことね。
一方で、例えば運命とか宿命みたいな、もっと何か外部的な大きな力が働いて起こってしまった事について、自分ではどうにもしようもなかったっていう場合。そういう時は It can’t be helped になる。
ほほう。こっちは、成す術が無いから「しょうがない」。
It can’t be helped の方は It is what it is.に似てるかも。これも日本語の「ショーガナイ」に近い表現やで。
アニメ好きのトム・クルーズ先生、実は日本語も結構ご存知。
財布を無くしたとするやん。それも自分でコントロールできひん状況やから、この場合の「しょうがない」は It can’t be helped が適切。
I can’t help it を使ってしまったら……
この場合 I can’t help it. の it は「財布を無くすこと」だから、具体的に言うなら I can’t help losing my wallet. ってコトになりますね。この文を、さっきトム・クルーズ先生が挙げてくれたエルヴィス・プレスリーの曲名 (I) can’t help falling in love. に照らし合わせると、理解しやすいかも。
どうしても財布を落としたくなってしまう、頭おかしい人みたいな事になる?
無理やり解釈しようとすると、そんな感じかな。まっ常識的に考えて、財布を落とすっていうのは自分の意志や感情とは無関係な話やから、そういう場合は It can’t be helped. を使うのがいいねん。
自分の力ではどうにもならない場合は It can’t be helped.
I can’t help it. は「しょうがない」よりもむしろ、何かを「我慢できない・どうしてもやってしまう」みたいな感じに訳すほうが分かりやすいかも。
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【4コマ漫画劇場】
今回習った表現を使って漫画を描いたよ。