レイくんは管理人:下村が時々オンライン英会話でお世話になっているジャマイカ人の先生です。
今回「怖いもの」というテーマで話す事になったので、ワタクシが
怖いモノねぇ……地震怖いわ。
と言ったところ、レイくんはその答えが不満だったようで、
よし、僕が怖い話したるから、ちょっと聞いといて。あのな、僕が友達のデーヴとラマルドと3人で、リビングで映画見てた時にな、
と、唐突に話し始めました。
デーヴがトイレ行くって席を外して僕とラマルドの2人だけになった瞬間、急に停電してん
ふんふん。
We kept each other company.
確か、companyって「会社」以外の意味もあったような……。動詞 keep から推察するに、停電になったけど気にせず会話を続けたって事かな?
そしたらな、急にラマルドが僕の肩を触ってきたから「おい、触んなや」って払いのけようとしてん。
はぁ。
でもラマルドは「僕触ってないで」って……デーヴはまだトイレから帰ってきてないし、じゃあこの手は……?
キャアーッ!(ひとりで爆笑)
何やコレ、一人芝居?
……怖い話っつったらこーゆーヤツやろ(ドヤァ)
えーとぉ、お題は「怖いもの」であって、「怖い話」とは違うと思うんやけどな~。まっ、レイくんと会話が嚙み合わないのは珍しい事ではないので、いちいち気にしない事にします。
♪
でっ、改めてさきほどの company について。
company を辞書で引くと「誰かと一緒にいる事・あるいは一緒にいるその人」と出てきました。
特に keep someone company の場合は「一緒にいる人」の方の意味合いで「独りぼっちにならないように誰かと一緒にいる」という意味になるそう。
We kept each other company.
は、停電で真っ暗闇の中、そのまま友達と一緒にいたって事だったのね。
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話は変わりまして。
ワタクシ、Twitterでオンライン英会話受講者さんたちのツイートを読むのが日課なんですが、あるフォロワーさんの投稿に以下のような呟きがありました。
仲良しの先生が落ち込んでいた。先生の常連(リピーター)の生徒さんに年配の日本人男性がいて仲良くしていたのだけど、先日のレッスンで先生がその人を my friend と呼んだら、それが気に障ったらしく激怒されたらしい。
日本の常識と照らし合わせて、年長者を友達呼ばわりする若者=失礼っていう短絡的な発想になったのでしょうけど、そもそも日本の常識を外国人に押しつけたらアカンがな……。年上だから尊敬の対象っていうのは儒教の教えに基づいていて、そして儒教は西洋諸国とは無縁なモノであるハズ。西洋的な考えではどんなに歳が離れていようが、親しくなればfriend扱いはフツーの事ですから。
ワタクシなんて20代30代の若い先生方からお友達認定してもらえたら、むしろ嬉しくて小躍りですけど。おじいちゃん、残念すぎる。
JJに上記ツイートの事を話したら、
その講師、ショックやろうな〜
って残念そうにしていました。
I believe he enjoyed his company.
ここで、また company が出てきました。この場合の company は「一緒にいる事」の意味で、 enjoy someone’s company = enjoy being with someone だそうです。訳すなら
彼(=講師)は彼(=おじいちゃん)と一緒にいるのが楽しかったんやと思う。
って感じかな。
ちなみに enjoy someone’s company っていう場合は someone‘s と所有格になるんですね。 keep someone company と言う時は someone のままだから、気を付けないと間違えそう。
🍀🍀🍀🍀🍀🍀
【5コマ漫画劇場】
今日習った”keep someone company”を使って漫画を描いたよ。