独身の頃、何人か大阪に住むベネズエラ人の留学生と交流する機会がありました。当時はベネズエラの事など本当に何にも知りませんでしたが、会う女の子はみんなモデル並みの美人ばっかでした。
……それはさておき。
JJは管理人:下村が個人的に雇っているオンライン英会話の先生で、ジャマイカ人の大学院生です。
JJに自国と近隣諸国との関係性について色々質問していたところ、彼がベネズエラに対しては非常に好印象を持っている事が分かりました。その理由を尋ねると、
Because Venezuela was the country that bailed us out a long time ago.
う~む。bail out の意味が分からないので、
「ベネズエラはずっと前にジャマイカを〇〇してくれた国だから」……肝心なトコが分からん
ちなみに bail out ってずっと前に覚えた気がするんやけど。
そうそう、数年前に英語でアニメを見てた事があって、その時に出てきたんですけど、その時は沈没しそうになってるボートから水をかき出すっていう意味で使われてたんですよね。
このままじゃ沈むわよ
という女の子に対して、男の子が「でも水をかき出さないと、もっと早く沈んでしまうよ」みたいな意味で以下のように言っていたのです。
ジャマイカとベネズエラの件に話を戻しますが
「ベネズエラはずっと前にジャマイカの水を掻き出してくれた国」……んなワケないか
諦めて辞書を引きますと「経済支援をする」という意味がありますね。
もともとは水をかき出すという行為を表す言葉だったのが、国家を転覆しかけの船に例えて、それが沈没するのを経済的に助けるという比喩的な使われ方をするようになった可能性があるらしい。どっちも危機的な状況を脱するために行うという共通点があるわけですね。
ついでに言うと、経済的にヤバいだけに限らず、難しい境遇にある人を救い出す・助けるという意味でも使う事ができるようで、その場合は rescue や save 等に似たニュアンスになるみたいです。
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【6コマ漫画劇場】
今日習った”bail out”を使って漫画を描いたよ。
※6コマ目で使われている表現 lose one’s train of thought に関してはこちらの記事も見てね。
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