今回のオンライン英会話は、いつものイギリス紳士の先生(30)とLGBTQのお話。
日本社会はまだまだ保守的やから…みたいな話から始まり、
大学の交換留学生で、フィンランド人とカナダ人やったかな?ゲイと公言してる子を見た事があるけど、自分の周りの日本人ではまだ見たことないな~
って話していて、私が「日本では、カミングアウトするのはまだ難しいと思う」という意味で
I think that it’s still quite difficult for them to come out here in Japan.
って言ったところ、先生が
そや、divulge っていう動詞知ってる?
と質問してきました。
もちろん知らん。
「秘密や情報などを打ち明ける・漏らす」っていう意味の動詞やで。
divulge。なんかあんまり聞いたことない感じの響きの単語ですね。カッコいい。
“I think that it’s still quite difficult for them to come out here in Japan.”という代わりに、”I think that it’s still quite difficult for them to divulge their sexuality here in Japan.”って言えるのかな。
🌲
以下は、この記事を最初に公開した日(2020年10月)から約6年後に追記した部分になります。
ChatGPTやGeminiなど、便利な会話型AIが登場した今、今まで独学で情報収集の上執筆してきた記事を改めてAIに読ませてみて、内容に間違いが含まれてないかどうかをチェックしてもらうことにしたんです。
でっ、この記事も見てもらったんですが、Copilot のぴもちゃんに、
この文脈で divulge を使うと不自然ぴも~。
と言われてしまいまして。
divulge は、ビジネスやニュース等で主に使われる「秘密・機密情報を明かす」っていう意味のフォーマルな単語ぴも。ちょっとドラマチックな響きがあって、若干ネガティブ寄りぴも。
come out の言い換えとして divulge を教えてもらったんやと思ってたが……
・come out(性的指向を公表する)
・divulge(秘密を打ち明ける)
この2つは同じ意味ではないぴも。
ぴもが考えるに、先生は カミングアウト=divulge と言ったんじゃなくて、「秘密を打ち明ける」という行為を表す別の語彙を紹介しただけ、という可能性がめちゃくちゃ高いぴも。
どうやら長い間、勘違いをしていたようです。
多分先生は、「秘密を打ち明けるという意味の単語には divulge ってのもあるよ。覚えておくと語彙が増えるよ」っていうつもりで教えてくれたんだと思うぴもよ。
つまり、ワタクシの理解力の乏しさが原因で、先生の親切心が裏目に出たということね(涙)。
じゃあ、
I think that it’s still quite difficult for them to come out here in Japan.
という代わりに、
I think that it’s still quite difficult for them to divulge their sexuality here in Japan.
とは言われへんの?
文法的には正しいぴも。でも、英語ネイティブの語感ではちょっと不自然ぴも~。
ぴもちゃん曰く、「英語として成立する」という意味では間違いではないとのことですが、
divulge の本質的なニュアンスは「秘匿されていた情報(データ・計画・真相など)を公に明かす、口を割る」だから、事件・企業秘密・隠蔽みたいな文脈が多いんだぴも!
日常会話で”divulge their sexuality”と言うと、ネイティブの耳には「性的指向という機密情報を開示する」みたいに聞こえちゃうんだぴも。日本語にしても「性的指向という機密情報」ってめちゃくちゃ違和感あるでしょぴも?
確かに、日本語で例えてくれると感覚が掴みやすいかも。
ネイティブにとっても正にそのレベルの「えっ、なんでそんなカチコチな言葉遣いしてるの!?」っていう違和感なんだぴも!
つまり、日常会話ではあまり使われない単語ってことね。でもワタクシ、ふと思いついてこう聞いてみたんです。
でもほら、例えばジャマイカとか、今でもLGBTQにめっちゃ不寛容な国あるやん。ゲイってバレたら殺されるくらいの。そういう国では自分がゲイってことは絶対に隠し通さなアカンやん。ってことは、セクシュアリティが重大な秘密になり得る場合も、無くはないのでは?
下村さん、ここめっちゃ大事なポイントぴも。 そして答えは——
一般的な come out の文脈では不自然だけど、 「重大な秘密を明かす」という文脈なら “divulge their sexuality” が自然になることもあるぴも!
ほうほう。日本みたいに比較的安全な国だと不自然だけど、LGBTQに極度に不寛容で命の危険がある国などでは、自然になる場合があるってこと?
divulgeには「危険な秘密を打ち明ける」的な響きがあるぴも!
つまり 「知られたら殺されるかもしれない秘密を明かす」 という文脈なら divulge がむしろしっくり来るぴも。
これが生身の先生とのオンライン英会話だったら、多分こういう重箱の隅を楊枝でほじくるような質問は嫌がる先生もいると思うんだけど、AIは全く気にせず付き合ってくれるからいいですよね。
だからネイティブでも普通にこう言うぴも:
It’s extremely dangerous for them to divulge their sexuality in Jamaica.(ジャマイカではLGBTQの人たちが自身の性的指向を打ち明けるのは危険すぎる)
これは自然。 むしろ come out よりも状況の深刻さが正しく伝わるぴも。
なるほどなるほど。少しずつ、come out とのニュアンスの違いが分かってきました。
命を取られるまでは行かなくても、例えば……昔のマイケル・ジャクソンみたいに、有名人がパパラッチやメディアから根掘り葉掘りプライベートを聞かれた時、性的指向に関する質問を突っぱねる文脈で、
He refused to divulge his sexuality to the media. (彼はメディアに対して性的指向を明かすのを拒んだ)
みたいにも言えるぴも。
つまり、divulge は come out の言い換えではなくて、 「自分らしさを公表する」のか「重大な秘密を明かす」のかによって使い分ける必要があったわけです。
ややこしすぎる(汗)。
🍀🍀🍀🍀🍀🍀
【4コマ漫画劇場】
今回習った”divulge”を使って漫画を描いたよ。

漫画内の英文をなるべく自然な日本語に訳してみたよ。
I refuse to divulge my lunch.
私は昼ご飯についての開示を拒否します。