ミッション:インポッシブルの最新作が公開されたので、管理人:下村の旦那ノブのトム・クルーズ熱が再燃した模様です。
2年前に前作(7作目)を見に映画館まで足を運んだら、全くもって期待外れだったらしく、それ以降興味を失ったかのように見えたのですが。
でっ、このところ旦那はAmazonプライムでトム・クルーズが出演している古い映画を見漁っているようでして、今夜は『ザ・エージェント』(原題はJerry Maguire)っていう1996年の映画を見ていたのでお菓子を食べながら最初の30分くらいだけワタクシも一緒に視聴(全編ゆっくり見てられるほど暇人ではない)。
すると、車を運転するトム・クルーズ演じる主人公が、仕事がうまくいって喜びを抑えきれなくて、ラジオから流れてくる曲に合わせて一緒に歌おうとするんだけど歌詞が分からない曲ばっかなので何度もチャンネルを変えて、最終的にTom Pettyの”Free Fallin'”のサビを熱唱するっていうシーンがあって、ワタクシ勝手に胸熱でしてね……。
以前もちらっと別の記事に書いたことがあったかもですが、Tom Pettyは私が高校生の時によく聴いていて、”Free Fallin'”は一番最初に買ったアルバムの1曲目に収録されているんですよ。繰り返しますが、本当によく聴きました。
トム・クルーズがというかトム・クルーズが演じている主人公が「あっ、この曲なら歌詞分かるデッ!」ってな感じで一緒に歌い出すから、当時アメリカでそこそこ流行ってたんでしょうね。Tom Pettyって日本では全然知られてなかったし、アメリカでの知名度もよく分からんままだったんですが。
……映画の中のトム・クルーズほどではないけど、テンション上がってついどうでもいいことを書き連ねてしまいました。
この曲・”Free Fallin'”の歌詞には難しい単語も熟語も特に使われてはないんですが、タイトルの free fallin’ は日本語にすると「自由落下(している)」、つまり重力に逆らわず真っ逆さまに落ちることなんですけど、英会話で使うのであれば、物価やら数字やらが急落する時にこの free fall(ing) が使えたりします。
急上昇するっていう意味で skyrocket っていう単語ありますよね。free fall はその逆みたいなイメージで、比喩的に経済や株価の「止まらない下落」という意味で使うことができるんですね。
急降下っていう意味では plummet に似てるっぽいな。
free fall には結構カジュアルな響きがあるらしいので、日本語に訳すなら「ガタ落ちする・だだ下がりする」なんかがいいかも。
以下、ChatGPTが出してくれた例文をご紹介。
Their stock price skyrocketed last month, but now it’s free-falling.
先月あの会社の株価は急上昇したけど、今はだだ下がりしてる。
制御不能で、どんどん落ちていってる最中っていうのを強調したい時にぴったりの言い方なんだそうです。
ついでに細かいけど、名詞「自由落下」は free fall と二語の間にハイフンは不要なのに対し、動詞として使われる場合は free-fall と綴るのが正解らしい。
更に、感情の急激な落ち込みについても使うことができ、例えば失恋して奈落の底に突き落されるような感覚なんか近そう。
ショックが大きすぎると思考停止状態になって、時間がゆっくりに感じることありますよね。ああいう、スローモーション的な要素もちょっとあるらしく。

急降下的でもあり、スローでもあるっていう、free-falling という言葉のニュアンスが面白いですね。
plummet(=一瞬で急落)よりも、茫然自失で崩れ落ちていくような感じに近いのが free fall。進行形で使うことで感情が「止まらず、どこまでも落ち続けている」状態を表すことができるそうです。
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【6コマ漫画劇場】
今回習った表現を使って漫画を描いたよ。
※漫画に出てくる登場人物たちの紹介ページはこちら

漫画内の英文をなるべく自然な日本語に訳してみたよ。
Yes. So I was mentally free-falling.
うん、だからもう精神崩壊って感じやってん。