管理人:下村はイギリスの俳優さん、エディ・レッドメイン(Eddie Redmayne)のファンなのですが、少し前に彼の主演する『博士と彼女のセオリー』(原題:The Theory of Everything)を見ました。物理学者のスティーブン・ホーキング博士の半生を描いた映画なのですが。
それをきっかけに、ワタクシYoutubeでちょこちょこホーキング博士にまつわる動画を見たんですね。
博士の研究に関する事は私には分かるハズもないし、分かろうという努力をする気も無いんですが、映画の中のホーキング博士と本物のホーキング博士を見比べて、改めてエディ・レッドメインの演技力の凄さにはワタクシ圧倒されました、ほんっとに。
でっ、そのYoutubeの、ホーキング博士へのインタビュー動画の1つに視聴者からの、
I assume Hawking had prepared the questions and answers ahead of time in order for the machine to be able to speak them immediately.
というコメントがあったんです。
ホーキング博士が筋肉がだんだん動かなくなるALSという病気で、移動には車いす・会話には合成音声を使っていたのは有名ですよね。
おバカな私でも映画を観る前から何となくは知ってたぞ。
動画を視聴すればこのコメント中の the machine というのは合成音声作成用のコンピューターを指しているということが分かりますんで、日本語に訳すと
ホーキングは機械が即座に話せるように、前もって質問と答えを用意してたんじゃないかな。
ってな感じになると思われます。インタビュアーと合成音声による博士の会話があまりにもスムーズなので、事前に何か準備してたんじゃないか?って感じたんでしょうね。
何となく訳すのは訳せたんですが……この文をよくよく見ているとワタクシ、 in order for the machine to be ~ってトコが引っかかりまして。
「~するために」っていう意味の、in order to ~ っていう表現ありますよね。似たようなヤツ:so as to ~ と一緒に高校の英語の授業で習うやつ。
ワタクシは不定詞を習った時にこの in order to ~ をそのまま丸暗記した覚えがあります。
今回の in order for the machine to be~ の場合は、in order の後に to + 動詞の原形ではなく、for the machine が来てるんですよね。to + 動詞の原形はその更に後ろに置かれてるっていう。
色々調べて分かったんですが、in order to ~ を、「〇〇が~するために」という意味にしたければ、in order for 〇〇 to ~ という風に、order と to の間に “for 人” を入れたら良いんですね、そうなんですね!?(なぜキレる)
in order to は、常にこの形のままで使われるもんだと思ってましたよ。だって塊のまま暗記しましたんで……いや、塊で暗記しろって言われましたんでね、高校の英語の先生に(他責思考)。
こういう時、受験英語ってホント融通利かへんなって思いますね。
🍀
私的にまだちょっと、どういう場合にこの in order for 〇〇 to do ~ という構文が使われるのか、ピンとこなかったので、ネットで探して見つけた例文をいくつか、自分用のメモも兼ねて載せておきます。
In order for the company to endure, significant restructuring will be essential.
会社を存続させるためには、大幅な構造改革が不可欠である。
Action is required in order for things to move.
物事を動かすためには行動が必要だ。
in order to ~って結構フォーマルで堅苦しい響きがあったハズだから、英会話でそんな頻繁に使うことはないと思うけど、でもオンライン英会話でレッスン教材にニュース記事を読む事はよくあるので、もしかしたら英文の中に出てくることはあるかも?
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【4コマ漫画劇場】
今日習った”in order for to do”を使って漫画を描いたよ。
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