今回のオンライン英会話の先生は、32歳ケニア人の女性講師です。先生のお名前は日本語に訳すと「優美」という意味になるので、この先生のことは優美先生と呼ぶことにします。
ユミ先生はとても聞き上手で、私の拙い英語に耳を傾けて下さりつつ、同時に間違いを直した正しい英文をタイピングしてくれる、指導力の高い先生です。
しがない会社員の管理人:下村は昨年から職場の新しいプロジェクトに参加してまして、ワタクシ以外に3人のメンバーがいるのですが、その人たちが、ビックリするくらい仕事しないのです。
プロジェクトって言いながら、ひとりで仕事してんねん
でもプロジェクトのリーダーは、定例報告会ではチーム一丸となって頑張ってるかのような、取り繕った報告をするもんで内心頭に来ます。
わかるわぁ、私の昔の職場でもサボる人いててん。でっ上司が「お前らホンマ仕事遅いな!」って怒って。でもしゃーないやん、サボってる人がおるんやから当然効率は悪くなるやんか
めっちゃ分かる! 私も今何もかも一人でやってるから、全然捗らなくて……
匿名で密告したりできひんの?
密告?
ケニアにはそういうシステムがあって、こっそり通報できんねんけど。「あの人はロクに仕事もせんとスマホ触ってますよ」とかって……ほんで、調査してもらうねん。
う~ん、どうやろね。明らかなセクハラやパワハラの類やったら、そういった窓口にこっそり相談っていう方法もあるでしょうけど。
そんでな、ちゃんと調査してもらえたら、上司に掛け合ってくれたり、問題解決に動いてくれる場合もあるねん
そっか、それはいいね
でもなぁ、同僚がサボってますってのは、ヘルプラインに相談っていう以前にまず上司がちゃんと見て指導しとけって話な気がする。
でも、通報が虚偽やった場合、ややこしい事になったりもするねん。
へっ?
Some people are out to get others.
ハイ?
スムーズに会話が続いていたのに、突然分からなくなりました。
some…people…out…全部簡単な単語やのに
アワアワしてるうちに、レッスンは終了。
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改めて調べてみたところ、まず 主語 is out to do~ で「(主語)は~しようと躍起になる・必死になる」という意味の熟語なんだそう。
そして、主語 is out to get O という構文で「(主語)は意図的にOに危害を加えたり、問題を引き起こそうとする」あるいは「(主語)は故意にOに嫌がらせをする機会を伺ったり、困らせようと企む」みたいな意味になる模様。
簡潔に言うなら「(主語)はOを陥れようとする」でしょうか。ユミ先生の一言を訳すなら、
Some people are out to get others.
他人を陥れようとする人がおるからな。
こんな感じ?
ついでに、The world is out to get me. と世界(the world)を主語にして使われる場合もあって、それは何もかもがうまく行かなくて被害妄想になってる人が「全世界が私の敵に回った」って嘆く言い回しとして使われるようです。
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【5コマ漫画劇場】
今回習った”be out to get ~”を使って漫画を描いたよ。
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