JJは管理人:下村が個人的に雇っているジャマイカ人で、プライベートでオンライン英会話のレッスンをお願いしています。
たまたま前日に受講したオンライン英会話のレッスンが不満の残るものであったため、JJにブツクサ言ってしまったのですが、その内容が以下。
昨日のレッスンな、イケてなかってん
そうなん?どうしたん
先にこの会話文見てみて。
A: I’d be afraid to know exactly when I was going to die.
B: I’d be afraid not to know. That’s why I feel so bad about Uncle Mike. I took him before his time. Thanks to me, he didn’t have a chance to wrap things up.
……前後の文脈が分からないと内容が分かりヅラいと思いますが、某SFドラマの登場人物AとBの会話で、Bは宇宙人で自分がいつ死ぬかが分かる(Aは人間なので分からない)という設定。
私は、I took him before his time の意味が分からんかったから質問したかったのに、先生はなぜか私が最後の1文:Thanks to me, he didn’t have a chance to wrap things up. の部分について聞きたいんやと思い込んで、勝手にその解説を始めてしまってん。
なるほどな。確かに、その気持ちも分からんでもない。
まっ私も悪いんやけどな。先生がドヤ顔で解説始めた時に遮って、
「そこは理解してます。私が聞きたいのは別の箇所なんですけど」
って言えばいいのに、そこは先生のプライドに気を遣って、止めずに聞いてしまうから……。
しかも、先生が一通り解説し終わってから「とてもよく分かりました、ありがとう」と迎合さえしてしまうんで。
親しくない先生に向かって「それ違います」って言うの、苦手なんやモン……
一方でJJは、講師としての立場からある程度理解できるようで、
なんか想像付くわ。生徒が質問してる事とは関係ない、別で引っかかるポイントがあって、そっちに気を取られてまうねんな。
と言い、更に
So, the tutor goes off on a tangent and explains that particular point.
と付け加えました。
タンジェント……? 高校数学!?
急にそんな単語を聞いたら、数学を毛嫌いしてる人間は拒否反応が出そうになりますね。今は英語の勉強なのに……。
でも、そういえばタンジェントはカタカナのタンジェントとしか覚えてないので、日本語での具体的な意味を考えた事も無かったわけですが、辞書を引いてみると「接線」という意味なんですね。
うん、日本語でも分からん。
ググってみたら、接線ってのは以下の赤い線みたいなのを指すらしいですよ。
go off on a tangent は「話が脱線する」という意味だそうで、まっ、tangent には直線っていうイメージを持ってれば良いかと。話の進むべき方向に真っすぐ進まないで、逸れていっちゃうって感じで。
さきほどのJJの一言を和訳してみると、
The tutor goes off on a tangent and explains that particular point.
講師は脱線して、その(質問とは関係のない)箇所について解説してしまうねんナ。
「脱線する」って他にも digress や get off topic とも言えますよね。私も実際話があっちこっち行っちゃう事が多いので、
ごめんな、話逸れちゃった
って言いたい時、色んなバリエーションがあるのはいいですね。
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【4コマ漫画劇場】
今日習った”go off on a tangent”を使って漫画を描いたよ。
※最後のコマに出てくる conversation hog は「自分の話ばかりする人・会話泥棒」のことです。