今回のオンライン英会話は、最近仲良くなりつつある若いポーランド人・フレデリック先生。ポーランドと聞いて管理人:下村が個人的に真っ先に思い付くのが作曲家のフレデリック・ショパンなので、あだ名をフレデリックにしました。
フレデリック先生はすごく聞き上手なので、レッスンは大抵
今日一日どうやった?
という質問から自然にフリートークになります。今日は料理の話から、ワタクシが以前めっちゃよく使っていたサイト:Cookpadを紹介することに。
最近はほとんど使わなくなっちゃったんやけどね
それは、料理の腕が上がって、いちいちレシピ見なくても作れるようになったって事なんちゃう?
えーっと、残念ながらそれはハズレやけど、先生のそういう肯定的なトコ好き。
その代わりにリュウジっていうお兄ちゃんのYouTube見てんねん。いっつも酒飲みながら料理してはるねん。
面白い。でもその人、気ぃ付けな肝臓悪くするで。
と笑う先生。
でも、よくよく考えてみるとCookpadを使わなくなったのはリュウジさんの動画だけが原因だけではない気がします。
そういえば、何年か前にCookpadのスマホアプリが大幅にリニューアルされて、急に使い勝手が悪くなったのよ
この時ワタクシ「そういえば」っていうのを “come to think of it” と言ったんですけど、そこでフレデリック先生、
話遮ってゴメン。ひとつ教えてあげたいんやけど、いい?
と丁寧に断りを入れた上で
come to think of it と似たやつに、こういう表現もあるで。
”now that I think about it”って知ってる? アメリカでよく使われるやつ。
と教えてくれました。
へーっ。もちろん知らん(なぜかドヤ顔)
come to think of it も now that I think about it もどちらもほぼ同じで、「そういえば」の意味で使えるみたい。
now that ~って学生時代に「今はもう~だから」という意味で覚えた気がするけど、こういう使い方もできるのね。
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調べてみると now that を使って他にも
Now that I look back on it, …
思い返してみると、
Now that you’ve mentioned it, …
そう言われてみると、
みたいに言えるっぽいんですが、そういう表現は辞書を引いてみると全て、大昔に習った「今や~なので」の例文として紹介されており、何かしっくり来ないのです。
「言われてみると」と「今や言われたので」って、同じ意味ちゃうやん? てか、そもそも「今や言われたので」って日本語自体もおかしいし。
色々調べましたが、こういう使い方の場合の now that は Wiktionary に載っていた “as a consequence of the fact that~(=という事実の結果として)” と理解するのが一番腑に落ちそうだという結論に個人的には落ち着きました。
Now that I think about it, ~ は「考えてみた結果として、云々」。
Now that I look back on it, ~ は「振り返ってみた結果として、云々」。
Now that you’ve mentioned it, ~ は「キミがそう言った結果として、云々」。
このように解釈すれば、いずれも now that 節で触れた事の結果として、云々の部分で今の状況が説明されるという文の構造になっているというのが分かりますね。
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【4コマ漫画劇場】
今回習った”now that I think about it”を使って漫画を描いたよ。