管理人:下村はペットボトルの飲み物を買ったら、きれいに洗って何度か水筒代わりに使っています。
旦那はオシャレなスタバのタンブラーを何本も持っていて
ひとつ貸したるで
と言ってきますが、単純に重たいのが嫌なのです。ペットボトルなら軽いですし、荷物が多い時とか最悪捨てられるので何かと便利なんです。
先日実家に帰った時も、いつものように家で沸かした麦茶を入れてペットボトルを持って行ってたんですが、私が洗って台所に置いといたら、たまたま翌日がプラスチックごみの日だったらしく実母に捨てられてまして……。
でっ実家から戻る際、ペットボトルが無いので実母がめちゃ古い水筒にお茶を入れたのを持たせてくれたんですが、これが重いくせに100ccくらいしか入らないし、全く実用性に欠けるシロモノでしてね。
その事をオンライン英会話でトム・クルーズ先生に愚痴ってる時、ペットボトルが英語で plastic bottle なのはすんなり出てきたんだけど、水筒 が分かんなくて、適当に
tumbler
って言って、一応現物もカメラ越しに見せてみました。
そしたら先生にあっさり
それ tumbler ちゃう
って言われちゃいまして。まっ私も、コップ付である時点でタンブラーではないかもって薄々は思ってましたけどね……。
タンブラーは ボトルっていうよりも、それ自身がコップやんか。でっ、ストロー付いてるやん
そーやっけ?
ストロー付きのタンブラーってあんま、見たことないけど。
その入れ物は、flask やと思うわ
♪
フラスコ?
♪
えと、フラスコっていうと、日本語やと化学の実験で使う入れ物なんやけど……
あれもフラスコやけど。でも、その容器も flask やで。
ほえ~。知らんかった。
もしくは Thermos。
あ~……サーモスって、確か企業名ですよね? きっと Thermos はホッチキスみたいに、企業名がそのまま一般名称になった例なんでしょうね。
だから、flask か Thermos か、もしくは Thermos flask。そんな感じで呼ばれてんねん
レッスン後に flask を辞書で引いてみると、確かに一番最初に「飲み物を保温・保冷する専用容器」という意味で画像付きで出てきました。
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ちなみに、調べている最中に、
そういえば canteen っていう単語も水筒っていう意味やったような……
と思い出しまして。
映画『スタンド・バイ・ミー』の中で、主人公のゴードンがお母さんに
Do you know where my canteen is?
僕の水筒どこ?
って聞くセリフがあって、それで覚えたんだよね。
♪
でっ、別の先生にも聞いてみることにしました。
アルゼンチン国籍ですがマイアミ育ちという、英語に関してはネイティブの感覚をお持ちの先生。爽やかな笑顔のイケメンで、ワタクシは勝手に先生が嵐の二宮くんに似ていると思っているので、あだ名はニノ先生にします。
手元に現物を用意し忘れたので、今回はネットで拾ってきた画像を見せて
あんな、この容器って英語で何て言うん?
あぁ、これ。真空になるやつ?
え……知らん。真空になるの?
魔法瓶がずっと冷めないのって、そういう原理なの?
知識不足のため戸惑っていると、ニノ先生はそのまま続けて、
それやったら、vacuum bottle か、vacuum Thermos bottle やと思う。
あれぇ~、また違うの出てきた
vacuum って聞くと掃除機かって思っちゃうけど、vacuum の本来の意味は「真空(の)」なんですね。でっ、真空になってるから保温・保冷機能があるのね……。無知なオバさんは理科の勉強も一緒にできちゃうオンライン英会話。
canteen とは言わん?
う~ん、言わへんなぁ。
あ、そう……。
じゃあ flask は?
あぁ、それも同じ意味の単語やと思うで。多分、どっかの国ではそう呼ぶんちゃう。
と、先生自身は flask とは呼ばんらしい。
僕的には、flask はもっと小さくて平たい……ちょっと別のもんが浮かんでしまうけど
小さくて平たい? ってことは理科の実験のアレともまた違うのね。
「水筒」っていう名詞に該当する英単語が知りたいだけなのに、案外ややこしい事になりましたよ。
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結局 canteen は一体何なのか。ワタクシ、canteen をネットで画像検索してみました。そしたら、普通の水筒の画像もヒットするけど、軍用品みたいな厳つい水筒がいっぱい出てきました。
『スタンド・バイ・ミー』は1986年公開の映画だけど、舞台はかなり昔の設定(1960年代)なので当然魔法瓶は存在しない時代だし、子供が使う水筒も軍人さんが使う水筒も同じようなものだったから canteen という単語を使ってたのかもしれませんね。
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もう少し調べてると、トム・クルーズ先生が教えてくれた flask はイギリス英語のようです。だからアメリカ育ちのニノ先生は使わないって言ってたわけですね。
まとめると、水筒は英語を英語で言うと、アメリカでは vacuum (Thermos) bottle、イギリスでは (Thermos) flask。だけど Thermos だけでも伝わるっぽいし、Thermos って単語はアメリカでもイギリスでも使われてるから、もう Thermos とだけ覚えといたら良さそう。