このブログでもおなじみのJJは管理人:下村が個人的に雇っているジャマイカ人の先生ですが、少し前に従姉妹が男の子を出産したそうです。
従姉妹と赤ちゃんは今、JJの実家に住んでいるので、しばしばJJとベビーのツーショット写真が送られてきます。従姉妹の息子ですから、厳密にはベビーはJJの「甥」ではないのですが、ひとつ屋根の下で一緒に暮らしているという距離の近さもあって、今や伯父さん&甥っ子の気分だそうで、JJはその子の事を my nephew と呼んでいます。
でっ、どういう事情かは何も聞いてませんが、未婚での妊娠・出産がめっちゃ多いというジャマイカですし、JJの話に全く赤子の父親が出てこないところを見ると、恐らく従姉妹もシングルマザーなんでしょうね……。
JJはお母さんと2人暮らしだと思うので、恐らくお母さんが色々と従姉妹のサポートをしてるのであろうと想像してますが、日本人的な感覚でどうしても
赤ん坊の父親どこ行ったん?
って思っちゃうけど。
でも、JJはベビーにメロメロな様子だし、余計な事は言わんと
Lovely picture♥
とだけ返しております。写真がラブリーなのは事実ですからね。
ちなみに、その甥っ子はギャン泣きしてる時にJJが高い高いしてやると機嫌が直るそうで、泣くたびに持ち上げてると二の腕の疲労がハンパないらしい。それでも、
従姉妹に比べれば自分の疲れなんて大した事ないから
従姉妹はず~っと寝不足でクタクタだとの事。
♪
……っていうのを、今日オンライン英会話でトム・クルーズ先生に話してて、最後
新生児のお世話はしんどいやろね。
と言ってまとめたかったのですが、
I think taking care of a newborn baby is … a mess. いや、messy?
mess とか messy で「大変」みたいなニュアンスが、出せたような出せなかったような……っと頭の中で考えつつ喋っていたら、語尾がグダりました。
するとトム・クルーズ先生が、
ふむ、色々言い方あるけどな。
Taking care of a newborn baby is a chore.
とか、
Taking care of a newborn baby is rough.
とか。
と言い換えてくれました。
chore は「雑用・家事」を表す名詞ですが、文脈によっては「ツラい事・めんどい事」という意味にもなるそうで、特に”〇〇 is such a chore.”や、”〇〇 is a real chore.”という形で「〇〇はホンマにしんどい」と言うことができるみたい。
ここで更に先生が急にニコニコし出して
あっ。もう一個あった。
Taking care of a newborn baby is a Herculean task.
へ? 何てェ?
何や、聞き慣れない仰々しい単語が聞こえたぞ?
案外よく使われるフレーズやで。「ハーキュリーズ」って知ってる?
知ってたらこんな顔してないってば。
英会話のレッスンで先生に「〇〇って知ってる?」と聞かれて、イエスと答えれたためしがない無知なワタクシ。
ギリシャ神話に出てくる英雄で、12個の”impossible tasks”を完遂して、死後神様になったっていうエピソードがあんねん。
ほー……神話なんて全然知らんけど、もしかして日本語でいう「ヘラクレス」のことかな?
うん、ハーキュリーズは英語での呼び方やから、今調べたら元のギリシャ語の発音やと「ヘラクリース」やわ。
何や、日本語の発音のほうがギリシャ語に近いやないかい。英語を介すると余計にややこしくなるギリシャ神話。
そんで、そのヘラクレスしか成し遂げられへんくらい大変な任務ってことで、「ヘラクレスのタスク(=Herculean task)」。
なぁるほど。現代風に言うならミッション・インポッシブル的な?
先生は割と普通に使う表現って言ってましたけど、えらい大袈裟な響きに聞こえるのは私だけ……?
とは言え、アキレスもギリシャ神話の英雄の名前でありながら日本語の「アキレス腱」は日常会話で使われる単語だという事を考えれば、「ヘラクレスの仕事」も英語話者の耳には特別大層に聞こえるワケでもないのかな。
一応辞書も引いてみましたが、日本語ではどうやら「至難の業」と訳されるのが一般的という印象でした。他には「超人的な仕事」という和訳もあって、確かに超人って言葉がヘラクレスっぽくて合ってるな~って思いました。
🍀🍀🍀🍀🍀🍀
【8コマ漫画劇場】
今回習った”Herculean task”を使って漫画を描いたよ。