先日別記事で That’s 〇〇 for you! という表現について書きました。その中で、オンライン英会話で時々お世話になっているモンテネグロのトム・クルーズ先生に解説いただいた内容をご紹介しましたが、一応同じ質問を何人か他の先生方にもぶつけてみることにしました。
別にトム・クルーズ先生を信頼してないという意味ではないのです。彼の英語力はハンパないし、十二分に信頼できる先生なんですが、それでも色んな方の意見を聞く中で新たに学べる事もありますから。
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仲良し先生の1人・ジャマイカ人のレイくんにも質問してみます。
That’s Seattle for you! っていう文がラジオの英会話番組に出てきてんけどな。まだこの表現の意味合いとか使い方とかよく分からへんから、教えてほしいの。
えっと……仮に、シアトルでは通勤ラッシュがひどいとするやん。でもそれはシアトルでは普通な事・当たり前の事やねんでって言いたいような時、That’s Seattle for you! って言えばいいねん。
大体トム・クルーズ先生の解説と一緒ですね。
例えば、京都って寺社仏閣が多いんやろ。
僕がキミと一緒に京都観光してて
「きれいなお寺めっちゃ多いやん!」
って言ったとするやん。そしたらな、キミが僕に
That’s Kyoto for you!
さすがは京都やろ?
って返すみたいな感じ。
ふむふむ。違う例を挙げてもらえると分かりやすいですね。
つまり、相手の言った事を「そう、それが事実やで」って認める時に使う表現やな。
ふぅむ、確かに根っこの意味としてはそういう事になるかなぁ? 説明が苦手なレイくん、ここらへんから段々早口になってきます。
So basically, by saying that’s so and so for you, that’s just confirming how that place is. It can be people too…
ちょちょちょっと待って。
ただでさえややこしい話してるんやから、もう少しゆっくり喋っておくれ。
気軽に雑談を楽しむ分にはホントにいい先生なんですが、ちゃんと英語を教わりたいっていう場合には若干力量不足が否めない……う~ん、惜しい。
それはさておき、レイくんの先ほどの解説を頑張って日本語に訳してみました ↓
“That’s so and so for you”と言う事によって、その場所がどういう所かってのを確認してるだけやねん。場所だけじゃなくて、人に対しても使えるで。
恐らくレイくんは段々テンパってきて、同じような説明を言葉を変えて何度も繰り返してるだけなんですが、That’s 〇〇 for you に似た “That’s so and so for you”てのが急に出てきたんですけど、コリャ何でしょうかね。〇〇の所に、so and so っていうのが入ってるんですけど。
こちらの質問に先生が回答してくれている途中で別の知らん語彙が出てきて、せっかく解説してくれてるのに結局理解できないまま終わるっていうのは、初中級学習者の悲しさあるある。
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こんな時は後から録音したレッスンを聞き直して確認します。復習大事。
そして改めて so and so を調べてみたところ、これ日本語の「だれそれ・だれだれ・何々・どこどこ」と同じなんですね。so-and-so と書くこともあるみたい。
つまりね、日本語の「〇〇」が英語で “so and so” なんですね。
例えば日本語の「〇〇さんへ」を英語に訳すなら Dear so and so だし、「〇〇大学」は so and so University。お医者さんの「〇〇先生」は Dr. so and so みたいに言う事ができるわけです。
英語にもこういう言い方がある、っていう事すら、ワタクシ初めて知りました。
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【4コマ漫画劇場】
今日習った”so and so”を使って漫画を描いたよ。