今回のオンライン英会話の先生は、受講者からの評価がかな~り低いナイジェリア人の女性講師です。
管理人:下村の利用しているオンライン英会話では、アフリカ諸国の先生は他の地域にお住いの講師陣と比べて、相対的に低評価の方が多いように見えます。第一の理由は言うまでもなく、ネット回線がよろしくないから。
あとは、独特なアクセントが聞き取りにくい先生も割と多くいらっしゃるかも。ワタクシの耳にはどちらかというとアメリカ英語よりイギリス英語に近い気がします。日本の英語教育ってアメリカの発音を採用してるからイギリス英語のほうが馴染みが薄いですよネ。そのせいで聞き慣れない発音のように感じるのかもしれません。
とは言ってもアフリカ大陸自体が超巨大ですし、オンライン英会話スクールに在籍するアフリカ国籍の先生方はナイジェリア・ジンバブエ・カメルーンらへん出身ばかりなので、少数のサンプルに過ぎないのをアフリカで話される英語全体の特徴みたいに拡大解釈するのは良くありませんが。
……話は戻りまして、今日のナイジェリアの先生。英語の他に何語が話せるのか尋ねてみると、
フランス語を少し。あとは母親の部族語も。
へー。お父さんとお母さんは違う言葉を話すって事?
My dad’s language isn’t so easy to come by, so I don’t know how to speak it.
ちょっと部分的に分からん箇所があったけど、文脈から察するにお父さん側の部族語は話せないっていう事は何となく理解できました。
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後日改めて聞き直してみたら、真ん中らへんの come by が何やら曲者っぽい。come by っていうと、drop by や stop by に似てて、「立ち寄る」の意味で使われるのは知ってますが。
でもそれだと今回は文脈的におかしいので、 更に辞書を引いてみると、come by には「手に入れる」という意味もあり、特に hard to come by という決まり文句で「得難い」という意味で使われる事が多いらしい。
つまり先生は
父方の言語は習得が難しいから、話されへんねん。
とおっしゃっていたのでした。
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アクセントの問題だけじゃなく、アフリカの先生方ってちょくちょく、こういう聞き慣れない表現をブチ込んでくる気がします。
最近では、若いジンバブエの先生と話していた時、先生が私に「もう1回言ってくれ」の意味で
Come again?
とおっしゃいました。コレ、ずぅ~~っと前にどっかで習ったんですけど、実際に英会話で使われるのを聞いたのは初めてで、内心「おぉ!」って思ったのよね。
更には別のザンビア人の先生も、
オカンが「飯食え!」ってうるさかったんやけど、俺は “Let me just hit the sac!” って言って寝に行ってん
と、hit the sac(=ベッドに入る・就寝する)という表現を使われていたり。
sac は日本語でもあまり聞かないけど「頭陀袋」の意味。昔は袋を枕代わりに使ったんでしょうかね。勢いよくベッドに倒れ込んで、枕に頭を打ち付けるイメージ?
アフリカの先生方、皆さん語彙力が豊富で、お話していて勉強になる事が多いです。
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【5コマ漫画劇場】
今回習った”come by”を使って漫画を描いたよ。