以前、英語で「クッキーを2倍量焼いた」ってどう言えば良いのかが分からなくて、オンライン英会話の先生方に質問した時の事を記事に書きました。
その際クル先生に、クッキーは数えられる名詞(可算名詞)だけど、その量を描写する場合は many じゃなく much を使っても別に問題ないと教えてもらいました。
この解説をしてくれてる最中にクル先生が一言、
数えられへん baked goods もあると思うで。
I think some baked goods can be not counted.
とおっしゃったのですよ。
この baked goods が、私レッスン中は「(何かを)焼くためのアイテム」・すなわちケーキ型とかハンドミキサーみたいな、キッチン用品の話をしてるのかと思ってたんですね。
でも、後から改めて確認してみると baked goods で「パン・クッキー・ケーキなど、焼いた食品」という意味なんだそうです。日本語で言うなら「焼き菓子」に近そう。baked goods にはお菓子以外も含まれるので、日本語の焼き菓子のほうが定義としてはやや狭いですが。
個人的に「グッズ」と聞いて食べ物は思い浮かばないから、完全に違うものを想像してたなぁ
ちなみに、baked goods は厳密にはどんな焼き菓子にでもオールマイティーに使えるというわけではなくて、例えばデパ地下で売ってる菓子折りにも、クッキーの詰め合わせとかありますよね。ああいう、工場で作るようなのは baked goods ではなくて、個人が手作りしたタイプのお菓子を指すっぽいです。お店で購入するモノなら、デパ地下で買った箱入りのセットじゃなくて、街のベーカリーで買った焼き立てパンとか、そういうイメージね。
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でっ、ここからは蛇足なんですが、「クッキーは数えられる名詞(可算名詞)だけど、その量を描写する場合は many だけじゃなくて much を使っても問題ない」という冒頭の話にちょっと戻りまして、
例えば、パン(bread)は数えられへんやん。数えたかったら、a loaf of bread みたいな言い方せんとアカン。
けど、小さく丸めて焼いたら、bread rolls とか buns とか、呼び名も変わるけど、数えれるようになる。
ほほう。
クッキーもおんなじで、小麦粉をこねて作った焼く前の生地(=dough)はそもそも1つの塊で、それは数えられへん。でも、1枚ずつに成形すれば、数えれるようになるやん。
改めてそうやって考えてみると面白いなぁと思いましてネ。焼く前の物体は不可算名詞・個々に焼いた後は加算名詞になるってことです。
まとめると、クル先生が言いたかったのは「可算名詞・不可算名詞どっちやろ? って、あんまり神経質にならなくても大丈夫やで」っていう事のようです。
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【4コマ漫画劇場】
今回習った”baked goods”を使って漫画を描いたよ。